やけどは 最初の10分 が勝負。
正しい冷やし方と、やってはいけないNG行動を知っておきましょう。
やけどは熱が皮膚の奥へとどんどん進んでいきます。表面の熱を取り除いても、皮膚の中に残った熱が組織を壊しつづけるからです。
・痛みが軽くなる
・やけどが 深く進むのを防げる
・水ぶくれや傷跡が残りにくくなる
・感染のリスクが下がる
やけどに気づいたら1秒でも早く、20〜30分以上、水道水の流水で冷やします。これが応急処置のすべての基本です。
やけどした場所を 水道の流水 にあてます。水圧は強くせず、痛くない程度のやさしい流れで。蛇口から離せないところは濡れタオル+保冷剤で代用します。
痛みがやわらぐまで、最低でも20分は冷やします。子どもや高齢者は低体温になりやすいので、体がふるえてきたら毛布で体幹をくるみつつ、患部だけ冷やしつづけてください。
服の上からやけどをした場合は 服を着たまま水をかける のが正解。無理に脱がせると皮膚がいっしょにはがれてしまうおそれがあります。下着やソックスもそのままでOK。
冷やしたあと、水ぶくれをつぶさないように清潔なガーゼか食品用ラップでやさしく覆います。感染を防ぎ、痛みもやわらぎます。
やけどは深さによって I度・II度・III度 の3段階に分けられます。見分け方と対応を覚えておきましょう。
昔から「やけどには〇〇がいい」と言われてきた方法の多くは、医学的には逆効果です。正しい知識を更新しておきましょう。
次のいずれかにあてはまるやけどは、家でのケアでは不十分。必ず受診してください。
洗剤・漂白剤・強酸・強アルカリなどがついた場合は、すぐに大量の水で20分以上洗い流す。服に染みていれば服を脱がせて、製品の容器を持って受診。
カイロ・湯たんぽ・電気毛布などで長時間同じ場所が温められて起こります。赤みは軽くても皮膚の奥まで傷ついていることが多いので、必ず形成外科を受診してください。
電気がまだ流れている場合は、絶対に素手でさわらない。ブレーカーを切るか、木の棒などで引き離します。皮膚の表面は軽く見えても体の内部に大ダメージがある可能性。必ず119番。
火災や蒸気で熱い空気を吸った場合、のどが腫れて呼吸困難になることがあります。声がかすれる、鼻毛が焦げている、すすが付いている場合はすぐ119番。